学級崩壊させる事を喜びとする小学生。対処の仕方は?

 嵐が過ぎ去って、安寧の日々は、1年で崩れ去るのだろうか。来年の4月に入学してくる現6年生の噂はそうそうたるものだ。

 まず、その主たる男子児童。母子家庭で、母親を奴隷のように使っているという。その子は、頭がきれ、「教師はどうせ叩けないから」と、わざと怒らせ、その様子を見てふざけ、笑い、そしてついに教師が「おまえなんか授業受けなくて良い」と怒ると、「受けなくていいってよ」と子分5,6人連れて教室から出て好き放題。そのクラスは担任という芯がおられ、規律が壊れぐちゃぐちゃの現状。

 その主たる子が小学校1年生の時、ある女の子が、その男の子を注意したところ、よほど頭に来たのか、それから毎日のように、性的な言葉を浴びせ続け、下着を脱ぐように言ったりと、小学一年生と思えないような行動言動を続け、しまいにその女の子は心を病み登校できなくなった。その学級ではない保護者は、自分の子供に関わらなかったことにほっとしながら、そんな現状を教えてくれた。

 中学校に入り、そんな子供を改心させられるか。それは、多分「否」である。先は暗い。教師に「武器」はないのだ。入学当初、中学校は今まで通りではない、と、やや強い圧の中、学校生活をスタートしても、その子以外の保護者が必ず、「厳しすぎる」とクレームをつける。そして、手足をもがれ、学級・学年が荒れ、収拾がつかなくなる。そして学力向上どころではなくなり、受験に失敗する。あるいは、思い描いた高校をあきらめる事になる。・・・そのクレームをつけた自分たちにも火の粉が飛んでくるのだ。

 また、あの時のような「時代」がくるのか。憂鬱になる。あの時とは違う手法で、あの時とは違う結果が出せるのか?

 そう考えていたら、当該学年になりそうなある教師。「来年、担任はしない。授業はもってもいいけど、責任をとらなければならない担任はしない。」という。まあ、3年前にも大変な思いをしているし、分からないでもないけれど。さて、自分は?そろそろ副担でもいいか?揺れる自分も間違いなく存在する。きれい事ではすまないから。

 実際、入学してみないとわからないが、こういう話は、意外と真実に近い。火の手のないところに煙は立たぬ、なのである。やれやれ。