ある酒場での嫌~な出来事。地域の中の「負の連鎖」

 

~感謝を知らない子供が親になるという不幸せ。

 ある酒場で、30歳ぐらいの女性二人との出会い。それまでは、全く楽しい「出会い(会話)」(一人飲みだったので・・・。)だったのだが。少しく酒が入ったころ、後から入店してきた女性2人組と店長との会話で、自分の職業が知れることに。

 「○○なんだって~(悪意)」。無視していると、その一人は、1歳の子供を親に預けて、飲みに歩いている様子。それ自体は、別にどうでも、というより、「たま」には、とも思い聞いていたが。その後、預かってもらっている旦那の親の悪口を言いたい放題。・・・その後、その女性は、旦那と子供のこお住んでいた近くでセブンイレブンを経営しているのがわかった。(そうか・・・今、旦那はそのセブンイレブンで働いているんだ。)。その女性達が中学生のころ、自分もその「職場」に努めていたことがわかり・・・。その頃は、その「職場」は荒れまくり、警察を呼ぶような時代の1年前くらい。突然、その女性の一人が、

「誰か、知っている?」「うーん、AとかUとか」。この二人は、後日、校長室に殴り込みに行き、警察の御厄介になるなど、今でも許しがたい2人である。

「ああ、知っているよ。かわいい後輩。」(この時点で帰れば良かった。)

 急に、「今でも内申点とかあるんですか~」(非難の調子)。「あるけど」

「私、近隣のEK高落ちたのさ。友達の「あいつ」の方が、ランクも低いのに受かりやがって」。

「へえ~(だいぶ飲みすぎの自分)。倍率は?」

「1.2倍くらい」(その高校は、近年、定員割れが続いている)。

「それは、ランクとか点数よりは、面接かもしれないね。(少し意地悪したくなった)。厳しいよ、面接は。」

その後、すぐ、彼女らは違う場所に飲みに行った。まあ、喧嘩ごしで他人の職業を悪しざまなまなざしで話されても、ね。

 でも、思うわけである。そのまなざしは、もしかしたら「子供」の時と変わらないのかもしれない、と。人間、そうそう変われない。そして、その「心」のまま大人になり、結婚して、子供を産み、嫁ぎ先の親を悪しざまに思い、言い、そして、その子供も、不満をしか感じれないまま成長し、学校で悪さをし・・・。地域の負の連鎖である。一教師に、それを止めるすべはない。あるのは、たまたま、同じ地域でも、少しまっとうな子供達との、保護者との出会いがあることがある、という至極受け身的な出会いだけである。その出会いを「守る」ことだけである。・・・早く帰れば良かった。