ミニストップ店員の無断駐車対策に批判 用意した車に…

~迷惑行為をする人がいる。自分の車で啓蒙。→なぜ批判されなければならない?

  東京都府中市ミニストップの店舗で、店側が駐車場の車のタイヤをロックし「はずしてほしかったら4万ください」などと貼り紙をしたところ、ツイッター上などで批判の声が上がった。無断駐車への注意喚起のために店側が用意した車だったが、批判を受けて撤去した。

 ミニストップの広報によると、店員が今月4日、自ら用意した乗用車に「ミニストップご利用者以外駐車禁止」と書いたコーンを乗せ、後輪をロックした上で「はずしてほしかったら4万円ください」などと書いた貼り紙を貼ったという。5日朝、目撃者がツイッターに車の写真を投稿すると、同社のコールセンターに「不快」「やりすぎ」などの批判が寄せられた。店側は翌6日までに車を撤去した。

 同社によると、この店舗では、近くでイベントが開催されるたびに無断駐車が相次ぎ、警備員を雇うなどしていたという。広報担当者は「これまでの対応では抑止効果が得られなかったため、店員が過激なアピールをしてしまったそうだ。批判を受け、店舗も反省している」と話している。(朝日新聞 2017年8月7日20時44分 中田絢子

 

 無断駐車がひどく、啓蒙活動で効果が無く、警備員も雇う。つまり人件費を無駄にかけている。無駄な出費がかさんでいる。そこで、自分で新たに出費して、新たな試みをした。それなのに、なぜ批判されなければならないのか。同社のコールセンターに「不快」「やりすぎ」などの批判が寄せた人は、何か、理由無く迷惑を被ったのか。匿名の無責任な「あおり」「批判」である。

 また、直接的な(利用客による)批判でもないのに、「店舗も反省している」の意味がわからない。何を反省しているのか。苦慮した末の試みで、何か害があったのか。従業員を守ろうとしない、お上の自己保身体質こそ「批判されて」しかるべきだろう。店側は翌6日までに車を撤去したというが、その必要は無かったし、どうせ撤去するなら、その窮状を張り紙なりで告知し、アンケートなどで利用客に、その是非を聞いたからでもよかったのではないか。批判・中傷に、何でもかんでも誤って火の粉を防ぐ、そろそろそんなやり方も変えていけるようでありたい、と自分の生き方も自省しながら思うのだ。お客至上主義・サービス過剰主義から改め、部下の窮状とその打破のための真摯な努力を「誠意を込めて説明する」、その心意気こそ企業にも求めたい。もちろん明らかな過ちは、公開・謝罪・再出発などのやり方は必要だと思うが。