「柔道は極めて危険」部活中に娘失った父、思いブログに

  ~「命の危険」が予想される部活動は、廃止しましょう!

 「危ないということを、人は忘れてしまう。私も油断していた」。中学柔道部の練習中の事故で長女を亡くした父親が、再発防止につなげるきっかけにと、ブログを書きつづっている。

 「柔道 それは極めて危険なスポーツ」

 福岡市の大場重之さん(51)は4月、そんなタイトルのブログを始めた。

 長女の彩さんは福岡市立の中学1年だった2015年5月、大外刈りをかけられて頭を打ち、急性硬膜下血腫で5日後に亡くなった。中学で柔道を始めたばかりだった。

 大外刈りは重大事故につながりやすい。全日本柔道連盟に03~14年に報告された頭部外傷の重大事故で技が判明した29件のうち、大外刈りは15件。全柔連は近年、大外刈りを初心者に受けさせる時、受ける力量があるかを慎重に見極めるよう指導者に求めている。(朝日新聞2017年8月10日15時47分)

 

 「危険を回避する力量を見極めるように」、そんな無理難題を押しつけるくらいなら、自分たちで何とかしなさいと言いたい。何でも「学校」に押しつけるな。いやいや、「自分でやりたい」教師もいるか。

 今は、中学校の体育でも、安部政権の通達で、日本の武道を教える事になっている。もちろん「危険回避」のために、1週間、座学の講習を受け、偽物の「黒帯」しめて、「受け身」だけ、という至極つまらない授業しかやらない。何の意味があるのだろう?体育教師でさえ、そう思っている。と思ったら、柔道に負けてなるまい、と「空手会」が猛烈に巻き返し。校長会を取り込んで。

 「空手こそ危険」。そんな声に猛烈に反発し、行なわせているのが、空手の「型」。何時間も。笑える。確かに危険はない。

 と思ったら、もっと安全な「格技」を実践している学校も。それは・・・相撲である。ジャージを着させ、(今は男女共授業が主流なので、おしり丸出しというわけにはならない)その上にまわしをつけ、四股、そして仮の土俵で勝負。これなら、楽しいか。ということで、日本の文化・武道の授業としては、「相撲」の勝ち!

 こんな上記のような重い記事に、いささか不謹慎だと思ったが、政治家の言うことの不条理を、少し紹介してみたくなった。

 担当したい者がいないため、若い未経験者を無理矢理、柔道部などの顧問にし、あとは知らない、という管理職がほとんどである。自分は、2~3年でいなくなるから。この辺をしっかり認識しないと、学校での「重大事故」はなくならない。