90歳女性首切られ死亡 同居の孫を逮捕。34歳孫殺人容疑で逮捕!悲痛な叫び。

~「頑張って介護してきたのに。何でそんな目で見るんだ!」

 28日午前9時半前、横浜市南区大岡のマンションの一室で、この部屋に住む90歳の女性が首から血を流して倒れているのを家を訪れた娘が見つけて通報しました。女性は意識不明で病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。捜査関係者によりますと、女性の首には切られたような傷があり、近くには刃物が落ちていました。警察は、連絡が取れなくなっている親族の男性が事情を知っているとみて捜査しています。(テレ朝ニュース)

 

 同容疑者は午前10時半頃、自ら山手署に出頭してきたという。調べに対し、「祖母が何度も同じ事を繰り返し聞いてきて、にらみつけてきた。頑張って介護してきて、何でそんな目で見るんだ、と思って・・・」と容疑を認めているそうだ。

 男は女性の次女の息子で、4,5年前から2人で暮らしていたという。

 何とも痛ましい。それしか言葉がない。介護の末の絶望。寛大な量刑を望む。90歳の女性は、もう「何もわからなかった」のだろう。それがわかっていても、なお、その気持ちは、側にいた者でなければわからないものに違いない。だからこその「寛大な処置」だ。社会が救ってあげられない、政治が、見捨てようとしている事象だからこそ。

 次女の息子。つまり孫だ。どこまで「密な」じじばば関係を築いていたかはわからないが、この男の母親はどうしたのだろう?だぶん介護に嫌気がさし、自分の「親」である母親を置いて、あまつさえ自分の子供も捨てて逃げたに違いない。その「穴」を、ある意味、血の繋がらない「孫」がしていたわけだ。孫も女性も、もう「わけがわからなくなる」状態。

 超高齢化社会。親は子の負担にならないよう、惚けないよう、そればかり心配して生きる。その時、現実的に、子供にもゆとりはない事が多い。長生きは「罪」か。今、そんな悲痛な声が木霊する。みんないつかは年を取るのに。