感動!国際情報高等学校の応援。高校野球決勝戦を観戦して。

小樽北照高校対札幌国際情報高校

~「一体感、応援、願い」では、圧倒的に国際情報高校の勝ち。

 

 初めて、21日(日)に高校野球の決勝戦を見に行った。そこで、驚いた。何に?国際情報高校のブラスバンドのレベル高さ、それに乗る生徒達の一体感。7つほどある応援の仕様をいつ練習したのか。一糸乱れぬ心に響き渡る応援を。

 それにもまして、その応援にある「心」。文字では表せないのが悔しいが、ブラスバンドの演奏・応援が終わると、つかの間の「フリータイム」様がある。それぞれが、限界値の声を張り上げ、何か叫ぶ。「お前なら~」なのか「いけ~」「抜け~」なのか、聞き取れないほどの「悲痛」な感じすらする「叫び」に、まず、おじさんの心は震えた。涙が滲んだ。その叫びも、ブラスバンドの太鼓の一叩きでぴたっと止み、また、違う応援の様をする。「すげえ」。と同時に、こんなに応援される選手は幸せだなあ、と思った。対する北照高校スタンド。「・・・あの応援すげえ」との声がありらこちらに。

 周囲を感動させる「応援」。全国で披露させたかったなあ。あの応援が、メッタに決まらない9回の代打策成功に導き、連打で同点にさせたと思う。力では圧倒的不利の中、全員の「想い」が、彼らの力を引っ張りだした。そう思える応援だった。

 対する北照。いまだに寮で「いじめ」があると噂される。監督も、前監督が首になった煽りで「指導」できない。エースでピッチャーの生徒が「甲子園でも俺が打って投げて、おまえらを引っ張るから・・・・」。これを聞いて、やっぱりか、と思ったのだ。

 彼らに罪はないのかもしれない。だが、そういう「空気」が、円山を国際びいきにしたのかもしれない。北海道の人達の多くは、北照高校を、心から応援する空気には、ならないかもしれない。その空気を打破するのは、やはり「結果」なのかもしれない。

 全員で、そう、心から「全員」で、という「空気」「想い」で闘って欲しいものだ。