教育実習生の評価会議。もうぐちゃぐちゃ。
~自分の世界の色と周囲の世界の色がどんどん乖離していく。
これを「絶望」というか。
今日、教育実習生の評価会議。こんな一コマがあった。
「●●さんは参勤交代もわからない。時間はあげたのに」
「学級では、生徒によく声をかけ、頑張っていた。・・・でも現場に出たら困るかな」
「実習生なんだから、朝、学級に言わなくても行かないと・・・減点かな」
・・・「?」。おや?「学生なんだから、出来なくて当然ではないのか。あんた方は、そんなに優秀だったか?教えたのか?求めるものを?」
自分の番である。「林さん。指導案、意欲、授業、S(最高評価)です。」
周囲のどよめき。「最初の2,3日、もう少し積極的に、と思いましたが、その後、しっかり受け止め、改善されていきました。国語も、私の授業を見て、アレンジ出来ていました。十分でしょう」
「バランスは?他の学生とのバランスは必要でしょう」
「は?低いレベルの学生がいたとして、それに理由もなくあわせる?それは許されることなのか?何を求めて、彼女が、どう頑張ったかでしょう?」
「頑張れば、いいんですか?」
「当たり前でしょう。学生ですよ。気持ちが、すべての下敷きです。」
「人によって求めるものが、違う。僕は・・・です。それでいいんですか?」
「は?それは・・・(あんたが悪い。適当に時間を流したから。あんたの資質が問題だ。)当たり前でしょう。」
この不毛なやりとりに、自分が生きてきた時間の色と周囲の世界との色が大きく乖離している現実を、改めて思い知らされた。・・・みな、そうなのか。年をとるということは。それは、教育現場の劣化そのものとさえ、思うのだが。
幸い、学担も、事前の自分からの打ち合わせもあり「S」評価。まあ、最後は教科以外はA評価、総合Sに落ち着いたが。
なんだかなあ。大人の質が、責任感が、未来への想いが、劣化していないか。この評価だって、一人悶々と、2週間も悩んだんだぞ!俺は。あんた方は、どうなんだ?
生きていくのが辛くなるなあ。