不適切な人を採用。組織の信用を落とすだけ。「政治家」「自衛隊」

「人材難」から生まれる「誰でもいい」採用の罠!

 週刊誌「全裸」報道で謝罪=宮腰沖北相、元自衛官、刃物両手ジグザグ突進!

〈記事1〉

 宮腰光寛沖縄・北方担当相は30日の閣議後の記者会見で、東京・赤坂の衆院議員宿舎で「全裸で他人の部屋のインターホンを押した」などと週刊文春で報じられたことについて、「深く反省し、ご迷惑をお掛けした方々には改めておわび申し上げたい」と謝罪した。

〈記事2〉

富山市の交番で6月、警察官が刺殺され、奪われた拳銃で警備員が射殺された事件で、警備員に対する殺人容疑などで再逮捕された同県立山町の元自衛官島津慧大容疑者(22)が、身柄確保された際、ナイフとおのを両手に持ち、ジグザグに走りながら駆け付けた警察官に突進していたことが30日、捜査関係者への取材で分かった。

 島津容疑者は直後に警察官の発砲で身柄を確保されたが、県警は被弾しないように接近し、さらに警察官を襲おうとした可能性があるとみて調べている。

 陸上自衛隊によると、島津容疑者は2015年3月から2年間、金沢駐屯地で勤務。小銃を使う訓練などを受けていた。

 

 両方の職業に共通するのは、「人材難」であろう。どんな理由があろうと、他人の家に、「いい老人」が(老人でなくても×だが)、全裸で他人様の家の前に立つ、という行為が、「謝って済む問題なのか」という事である。そんな人が、北海道や沖縄の地域振興や米軍基地を初めとする沖縄問題に、真剣に取り組み、未来への礎を作ることが出来るのか、なにをか言わんや、である。即刻辞任すべきだろう。だって、そんな不審者もどきに自分たちの地域の要諦を任せられるか、税金を払ってまで「お願い」できるか、という事だ。

 また、次の「自衛隊」の問題も深刻である。日本唯一の暴力装置の「自衛隊」は、その性格故、採用には厳に慎重な態度が求められる。まかり間違うと「殺人者」を養成してしまうからだ。今回の「殺人者」のナイフとおのを両手に持ち、ジグザグに走りながら駆け付けた警察官に突進していた」ことが、その恐れを現実のものにしてしまったことを実証した。受験者大幅減という現実は、「誰でも採用する」しかない現場の、結果の「恐怖」を示した。

 人材難とはいえ、採用する際は、責任を持った「判断」が大切だ。それは、将来に禍根を残す事になるからだ。この問題は、自衛隊や政治家に限らず、教育現場も同様だ。そして、それらは、もう10数年前から始まっているだけに、その根は深刻だ。