今年2度目の登山。絶景の室蘭岳!

 すべてが思った以上の室蘭岳。震度5というおまけもついたが。

 胆振東部地震前、計画していた旭岳登山。当然中止。その後、台風やらなんやらあり、今年はまだ1度しか登山していない。2度目の登山は、妻と、いつもと趣が違う場所もいいね、と話していたが、体力の問題もあり、なかなか足が向かなかった。そうこして、昨日、自宅から高速で2時間、登山サイトによると、ハイキングコース(夏道コース)80分、西尾根コース90分とあるので、まあいいところか、と決定。

 翌朝、7:20分に自宅を出発。無事高速に入り、1時間30分あまり運転し苫小牧を走っていた時、どこからともなく「キュイーン」という不気味な音が鳴った。すわ、故障か?警察か?と慌てていたら、「大地震の警戒をしてください」と、カーナビ?から音声が。(カーナビにそんな機能があるのだと、初めて知った。)慌てて、正しいハンドルポジションを取った。・・・がいつまでも何も起こらず。(実は運転中で感じなかった?)その後、2~3分して、TVや携帯で速報が。厚真で震度5弱。おお~と驚いていたが、苫小牧もなんと震度5。とりあえず、近くのPAに入って情報収集。近くでおばさんが「厚真の親戚」にTEL中らしいのを横で聞いていた。(そういえば、最近、大地震の夢を朝方、連続で見ていたのだった、と思い、正夢かと少し思っていた。)

 その後、ここまで来たら行くしかない、と予定通り室蘭岳に。室蘭インターを降りて、無事、室蘭岳の駐車場、室蘭岳山麓総合公園駐車場に到着。キャンプやテニスなどいろいろできる場所だけあってとてもきれいだ。

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 すぐそこのちょっとおしゃれなトイレで用を足し、横の登山経路図で登山道を確認。

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 行きは、せっかくきたんだから、とやや険しいと書かれてあった西尾根コースから出発することにする。

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 意外となだらかな登山道入り口までの道が30分ほど続いていた。体慣らしにはちょうどいい。このままだといいな、なんて不謹慎なことを考えながら、余裕で歩いていた。

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 いざ、出発である。

 そんなに急でもない道が、意外とだらだら続くのだが、途中に倒木があり、下をくぐるのか、と思い、楽しそうなのでくぐって進む。まだまだ余裕である。

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 気が付くと、なんと、登山のはずが、どんどん下り、きれいな小川の石段を渡り、少し登り、また、下る。横目にあの小川をまた見たりしながら、、少しずつ登っていった。そうこうするうち、室蘭岳の本性が顔を出す。ずっーと急峻な勾配が続くのだ。う~ん、苦しい。苦しい。そんな気持ちでやっと登り続けた、そのとき、絶景の一部が顔を出した。室蘭ならではの、海・港が好天に支えられ顔を出している。

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 なんとか、2時間10分後、頂上が見えてくる。その前の絶景2。

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 すこしだけ紅葉している中での、北海道の雄、「羊蹄山」である。その後、無事に頂上に着く。

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 そこになぜだかある鐘を妻と鳴らし、周囲を見る。すごい!36度のパノラマである。前方に室蘭の海・港・街並み。後方に、洞爺湖・中島・有珠山羊蹄山ニセコ連邦。すごすぎた!

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 なぜだか、気温計も設置されていたりする。そのときの気温は

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 まずまずの気温虫も皆無。昼食を食べ、パノラマを堪能し、下山の途に。下山は、少々疲れたので、行きと変えて夏山コース(ピクニックコース)で下山することに。ここは、名前のごとく、緩やかな下り坂が続く、比較的楽なコースである。途中、面白いものを見つけたりしながら、無事、1時間30分の行程を終えた。

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  ガイドブックの評判より、登りごたえがあったし、絶景も、今までの山の中では4~5本の山に入る。今回は、偶然にも、良いチョイスをした。

 ところで、右上の赤い花は、なんという名の花だろう。面白い形をしているので気になっている。だれか教えてくれないだろうか。

 

 

 

 
 
 
 

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9月の最後。苫小牧の「ミール」記念館に行ってみた。

 

地震から3週間。苫小牧のミール記念館に行ってみた。

 以前から行きたいと思っていた「ミール博物館」を見に、妻と苫小牧に赴いた。まあ、10月にある「玉置浩二コンサート」の下見、かねがねだったが。昨年、娘が高校受験のおり、「夢ある将来に」という「お題目」で、(実は、娘とのデートの場所を探していた折、いいところ見つけたというもの)、見つけた所だった。

 場所は苫小牧駅の近く、総合体育館から徒歩7~8分のところにある、苫小牧市科学センターに併設されている。パンフによると、「青少年の科学する心と郷土愛をはぐくむために開設され」たそうである。ミールの実物(予備機=不慮の出来事の時に出動させるため)が展示されるほか、様様な実験機が設置されている。

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 なかなか、豪雨会なのだ。さらに、なんと、このミール(宇宙船)実物機に乗れてしまうのだ。なかなか、できない。

 そのほかにも、当時の宇宙食も閲覧できる。

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 その他に、宇宙で生活する際の、肉体の影響を表したレントゲンがすごい。骨が溶けてしまうのだ!f:id:hunen:20181005194642j:plain

 こんな貴重な経験ができる、この「記念館」、なんと無料なのだ!

 ぜひ、一度足を運んで見て、損はない。

 

 

 

「死にたい」「リスカ」したいとうそぶく生徒の悲しさ〈2〉

~その翌日、彼女らの表情は。そして、私(自分)は何をしてきたか。「奴隷」

 その翌日。彼女らはどんな様子だったか?相変わらず落ち着かないが、なぜか元気。休みがちな、彼女らの「新しい仲間」も、なぜか全員登校。そう今日は、秋休み前の最後の登校日。

 授業中、私が行くまでうろちょろしている彼女ら。不思議な会話。

「あの件(多分、カッターの件)、学年の先生、全員知られたさ。きっと」

 その顔は、想像の、あるいは経験の中の「淀んだ、暗い」ものではなく「超明るい元気な」ものだった。なぜ?え?。若い同僚に期待しないでつぶやいた。その同僚は、「自分が特別になれたからでない?めんど~」。そうなのだ。「見て見て症候群」だから。だとしたら、まあ、若い女性教員や男性教員の、「聞くだけ」「大人の心配するふり」もあながち悪くない。

 ちなみに、自分は、彼女らに何をしてきたか?定期試験に「目標点」を勝手に決め、皆の前でつぶやきながら、それを下回った場合、「俺の奴隷」、と笑って宣告。「ええ、奴隷って何するの?」「内緒。でも、君らに拒否権はないよ。嫌だったら勉強しな」。今年は、教員人生2○年の中で3回目の副担として、この学年に入ったので、ある程度「自由」にできるのだ。えてして、彼女らは、全員不合格。まあね、勉強する意欲も、家庭環境もないのだ。・・・・そこで、何をしたか、させたか。

 それぞれの段階に相応しいレベルの国語の「問題集」を手作りし、その表紙に「約束」を書いた。例えば、①毎日1ページは取り組む。②家庭学習としてみんなと同様に朝、必ず提出。③学校を出来るだけ休まない。④明日の未来・笑顔を信じて、真剣に授業を受ける、など。そして、毎日、間違える部分の「原因」を確かめ、添削・コメントを書く。(最初は、彼女らだけだったものが、今や各クラス合計40数名になり、空き時間を1時間はつぶす羽目になっているが)

 心が安定しないので、「大ボス」(ボスというほどかわいげがなくもないが)は、ほぼ出した。後半、グレて出さなくなり、意識的に「無視」してたが、今日、「約束守れ」「何?」「問題!」「ああ」。の会話のあと、放課後、「先生、なんで3くれないの?」「頑張らないからだ」、と普通の会話が成立した。まあ、そいつとは、まだ、つながれるか、というところ。

 やはり、「お節介」や「偽カウンセリング」もいいが、学校は、勉強で切れてしまうと、やはり「面白くない」し「居場所」がなくなる。いかに、「勉強で構ってやるか」をもう少し考えた方がいい。それが、長年、多くの失敗も重ねた年長者の結論だ。意外と、今の教師は、「教える」事の力を軽視している人が多い気がする。これも、3年のスパンで学校が「荒れる」、一つの要因であると考えてる。

 教師は親でも恋人でも神様でもない。最終的には、勉強を教えるしかないのだ。

そんな事、考えていたら、新しい「めんどくさい女生徒」から手紙が渡される。その手紙には「家庭がストレス。新たな父親が出現するかもしれない。私、捨てられる?A、B、C(リスカ軍団)だけじゃない。」 

 ~「う~ん・・・・。疲れる!」

「死にたい」「リスカ」したいとうそぶく生徒の悲しさ。

ポーズ?でも本当だったら?・・・翻弄される教師・学校

 以前、ここでも記したお騒がせ女生徒。つい一週間前は、「教育相談」に指名した若い男性教諭に、「いいかげんにしろ」「あんたに私の気持ちなんかわからない」「わかるわけないだろう」などの意味不明な応酬のあと、その女性は、翌朝、これまた、お騒がせな生徒に「死にたい」「・・・は○○(男性教諭)のせい」と殴り書きを手渡し、家を出たあと行方不明に。・・・結局、近くの川辺にいたところ発見。学校にも行かない、家にも帰らないと「駄々をこね」、母親が迎えに来ると、笑顔で帰っていった。

 その後、何事もなかったかのように過ごすが、その女生徒、定期的に同様の問題を起こす。問題なのは、リスかが趣味で(周囲に公言していて)、学校で、「めんど」「だるー」と後ろ向きな発言のあと、行きたくない教科の教師の言葉尻をとらえ、トイレにこもり、周囲の数人の言葉によると「リスカ」しているらしい。怪しいもんだが、「私を見て見て症候群」だけに、油断ならず、学年団を疲弊させる。

 問題1、担任が、もともと超ゆるい。いつでも学級崩壊すれすれ。50代なのに、子供と近い距離でいようとし過ぎる。でも、肝心な「話」は避けて通りたい。

 問題2、隣の担任。30代半ばにさしかかろうとする女性。いわば、結婚したい症候群。どこかでたぶらかした10歳下の青年が「結婚してくれない」と保護者会の飲み会でこぼし、親を白けさせたり、ぶりっこぶりぶりの様子に職場の冷たい視線を生むが本人気づかず。その人が、彼女と新しい問題児のカウンセラー気取りで、ここでもいい子ぶりっこ。問題児2人は、自然と増長。

 問題3、主任は自分のクラスの「脅迫手紙」事件の事で手一杯。20も下の後輩にテンパッテいると言われる始末。その子らの持ち物検査の是非すら検討する気がない。

 問題4、違うところで問題児だった子が、そのリスカ生徒に関わった(自然とそうなる)ため、2人して死にたい、リスカしたいとほざく。まあ、その新リスカ少女も親は育児放棄で近隣市町村へ。本人は祖父母と暮らすなど同情される部分はあるが。・・・「腐ったみかん」法則で、面倒くさい事例が倍増。

  問題5、片方のリスカの先輩は、子だくさんで、幼少の頃より、面倒見てもらう経験が少なかった?「見て見て症候群」になる。まあ、家も猫の毛やら埃やらで酷い有様らしい。もう一人のリスカの後輩も、前述のとおり、親が育児放棄。心が育っていない。両人ともわがまま。半分は親・家庭に原因がある。・・・・どうしようもない。教師は親になれない。

 「死にたい」「リスカしたい」と手紙を残したり、若い男性教師に怒り飛びした、また1月後、その男性教師を「指名」し教育相談をしたり、翌日、明るい顔で下校したり。・・・いいから家で、親に言え。学校は、あなたの欲求不満のはけ口ではありません。(・・・その手紙を書いてどうしたいの?→この部分が、相談を受ける教師に足りないのだが)・・・ますます、彼女らは孤立するなあ。家庭、不勉強な勘違い若き教師、だらしない担任、視野の狭い教師軍団、いろんな複合的な要因で、彼女らの未来も閉ざされていく。・・・・まあ、仕方のないことか。

 

なぜ貴乃花問題が気になるのか。それは組織によるいじめだからだ!

~もう少し語ろう。貴乃花問題。離れた場所にいるからこそ、声に出すべき。これは税金を使った「いじめ」なのだ!

 

 連日の貴乃花問題のTVを見て、腹が立つのはなぜだろう?まあ、幼い頃貴乃花が好きで、その真っ直ぐに「相撲(生き方)」に取り組む姿を見て、赤子の息子に、こっそり「貴乃花」と名付け、呼んでいたのは、横に置いておいて。それは、組織による「いじめ」だからだ。世の多くの人は、学校や、社会の中で、人間関係の軋轢を生きる中で、「いじめ」らしきものを感じたり、体験している人が多いと思う。まあ、意識せず「~していた」人もいるだろうが。今回の大乃国広報部長や理事長はじめ他の親方衆の有形無形な言動・行動は、明らかに多人数(組織)によるいじめである。公益法人という税金をいかに自分たちで使うか、という。それだけの視点で起こったいじめである。言葉を換えれば、多人数による個人へのパワハラである。それを、公の場で堂々と、省みることなく、恐れることなく発信する、その「でかい態度」が、腹立つのである。この部分は、少し離れている場所にいるからこそ、黙せず言葉にすべきではないか。そう思う。貴乃花一門の消滅が6月で、理事会が7月に、急に会所属の各親方が5つの「一門」のいずれかに所属することや、一門に関する規程を整備することを理事会で決めたことも、あからさまなのだ。協会は「一門の位置づけを明確にし、ガバナンスを強化するため」と説明しているが、「貴乃花を狙い撃ちにしたいじめ」「強烈なパワハラ」以外何者でもないだろう。「世論は、いずれ忘れる」という、どこかの○○大臣達の言葉ではないが、権力者が国民をなめているそのもの。それでいいのか。大乃国横綱で初めて負け越し、睡眠障害(太りすぎ)で引退、横綱としては、一番ぱっとしない、それは、ぱっとしない覚悟だったかのような、引退後の生き方(スイーツ横綱と呼ばれた)。まあ、がちんこと正反対の横綱だった。だから、人気もない。それゆえ、貴乃花が面白くない。まあ、彼だけがそうではない所に、この団体の闇もある。

 明々白々な「いじめ」を胸張って語る方々に、税金をかけていいのか。まず、そこ。貴乃花もいなくなるし、加害者天国の日本になりつつあるから、せめて、公益法人を取り消すべきである。でも、まあ、それを管轄する行政府が「安部内閣」だから、やる気も起こさないか。貴乃花、2度目の犬死にか。

 40代後半の貴乃花。これから、どうやって「生活」の糧を得、生き甲斐を見つけ、生きていくのか、人生の先輩としても、心配である。傷つき絶望し、命を投げ出すことのないよう、かれのこれからを祈りたい。

 

 

貴乃花親方、退職届の理由「協会の有形無形の重圧」

~予想できた結末。人生かけて邁進した相撲道。命を大切にして欲しい。

 大相撲の貴乃花親方(46=元横綱)が25日夕方、日本相撲協会に退職届を提出後、都内で引退記者会見を開いた。貴乃花親方は「私貴乃花光司は、年寄を引退する旨の届けを提出いたしました」と語った。
その理由として、「3月9日に、貴ノ岩への暴力問題について、真実を隠さず追及したいと内閣府に告発状を提出しました。その後、弟子の不祥事もあり(告発状を)取り下げましたが、告発状に何ら真実に反することはない。先般の降格処分を受け、一兵卒として0からスタートし力士の指導、監督、審判業務を粛々と行ってきましたが、協会から外部の見解を示したとする書面が届き、告発状が事実無根のものと記されていた」と語った。
その上で「事実無根ではないと書面で説明したが、それを認めないと廃業せざるを得ないという有形無形の要請を受けた。また理事会で一門に所属しない親方は部屋を持てないと決まった。真実を曲げて認めることが私には出来ません」と、貴ノ岩の暴力問題に対し、告発状を出したことに関する遺恨、協会の重圧が引退の最大の要因だと語った。
貴乃花親方は「力士は相撲を続けることが出来ず、健全な鍛錬が出来ない。私は年寄を引退させていただくのが最善と苦渋の選択をした」と語った。
(日刊スポーツ 9/25(火) 17:15配信)

 

 朝、ネットニュースで「今まで応援してくれてありがとうございました」という言葉を見て、「そうか」と思った。「そうするしかなくなったのだな」と。40代以下の人はわからないかもしれないが、それまで、相撲は「親子で見る」スポーツだった。そうして、時代の流れか、相撲人気も落ちる時がきて、若貴時代まで凋落の一途をたどる。それだけに、若乃花貴乃花が、中学卒業とともに、父の貴乃花の背中を追い、相撲界に身を投げ、一生をかける「博打」に出たとき、それまで、相撲に関心のない人達も、その兄弟を応援したのだ。相撲を国技だと「協会」の人達が言うのなら、その国技を救ったのが、兄の若乃花であり、弟の貴乃花だった。少なくとも、協会のトップに座る理事長の保志(北勝海)や大乃国ではなかった。少なくとも引退後、八百長騒動にゆれなかった、貴乃花は。

 今回の騒動の発端は、横綱日馬富士の暴行問題を貴乃花が警察に届け出た事であり、その仕事ぶりや組織の膿うんぬんではなかった。上手に話がすり替えられ、袋小路に追いつめられた様は、今のブラック会社問題と似ている。しかも、そのブラック会社の面々は、自分の既得権益(何十億といわれる収入と税金(公益法人))を守るために大きな力を持っている。そこから「脅され」、「嘘をついたといえ、言わなければ首だ」と言われ続け、どれだけ消耗しただろう。

 仕事としては、短時間で関取を3人も出し、十分な能力を証明しているのに。

 自分が理事を外され、その後、行われた理事会で、急に、「すべての親方は一門のいずれかに所属しなければならない旨の取り決めがなされた」が、貴乃花親方の場合は「私は一門に入る条件として、告発の内容は事実無根な理由に基づいてなされたものとして認めるようにとの要請を受け続けております」と発表した。組織に都合の悪い「告発」は、「つぶすぞ」という脅し前に、告発という形で対抗した形か。だが、果たして、マスコミは味方につくか?

 大人のいじめを、大概、大人は見て見ぬふりをする。心配なのは、貴乃花は、相撲しか知らない。社会に出たことがない。人間の軋轢も、ここで初めて知った。彼から「相撲」をとったら何が残るか?何も残らないと感じた時の末路は、大概同じだ。命を大切に、人生を闘って欲しい。それにしても、貴乃花一門を立ち上げた時、仲間ずらした寺尾はじめ、相撲協会の理事に貴乃花の代わりになった相撲取り(現役時代は前頭の下っ端)は、いったどんな顔をしてこれから仕事をするのだろう?まあ、それだけしか、いやその覚悟すらなかったのだろう。だから現役時代は、「それなり」の活躍しか出来なかったのだ。その人達が、弟子の前で、何を伝えていけるというのか。

 相撲界に多大な貢献をした物だけに与えられる一代年寄り。過去4人しか認められていない横綱が、これで全員、協会から脱退している。他にも、横綱で名を残して最後には協会から出て行った人達がたくさんいる。・・・男の嫉妬と金もうけか。

 相撲の国技云々はどうでもいいが、公益法人は取り上げた方がいい。なんで、こんな集団に税金をかけなければならないのか。みんなで声をあげるべきだ。社会・会社と個人の関係、不正があっても長いものにまかれなければいけない日本の姿か。

 「何か声に出すとき」、昔も今も市井の人間は、大きな覚悟が必要なのだという事を感じさせ、我がことのようにこの会見を聞いていた。


 

 

米中が制裁関税第3弾を発動 22兆円対6兆円、日用品も

~不評のトランプ大統領。「中国政策」、意外と正しい方策かもしれない。 

 【ニューヨーク、北京共同】トランプ米政権は24日午前0時(日本時間午後1時)すぎ、中国の知的財産権侵害に対抗し、2千億ドル(約22兆円)相当の中国からの輸入品に10%の追加関税を課す制裁第3弾を発動し、中国も報復として600億ドルの追加関税に踏み切った。米国の対中制裁は日用品に対象が広がり、総額は輸入額のほぼ半分となる2500億ドルに達した。

 トランプ米大統領は中国が報復すれば、全輸入品に25%の制裁関税を課すと表明。世界1、2位の経済大国間の「貿易戦争」は拡大する一方で長期化懸念が強まっている。

 

  自分が命じた閣僚に「頭が悪い」だの「不正を見た」だの、さんざん言われているアメリカのトランプ大統領。だが、意外と彼の中国政策(制裁関税)は正しい方策かも知れない。なにしろ、今まで、中国はいわば「やりたい放題」だった。公海(だれの領土でもない海)に、勝手に、何百年前は自国領だったとか言い始め、国際司法裁判所でその主張が却下されると、それを無視するだけでなく、海上を埋め立て、滑走路や石油探索施設、などを作り、自国領土と喧伝したり。その他にも、他国の知的財産権を違法にコピーしながら、自国で考えたものと言い張ったり、技術移転を自国市場の条件としたり。なぜ、ここまで強気でいられるか。他国が気がつけば、借金や材料の生産などずぶずぶの関係にさせておき、いざ他の国へ移転となると、いろいろな条件をつけて脅す。なんとも頭のいい国なのだ。その中国に対して、他の国々は、三すくみ、いや、ひゃくすくみ状態で、何も言えず。ますます中国を強きにさせてきた。だから今回のアメリカの怒りの表現に、意外と中国は驚き右往左往している。経済の影響は多少あるかもしれない。だが、一刻との経済摩擦ですべてがおかしくなるのなら、それのほうが問題なのだ。他国も、この、中国との「距離感」を見習い、ともに、経済制裁の準備をはじめてみるのも面白いかも知れない。中国経済は、いまや、頼りどころの資格を失いつつあるようにも見えなくもない。

 耐える覚悟は必要だが、そうして初めて、歪な中国関係を正常に出来るのかも知れない。このアメリカの、いやトランプ大統領の「中国制裁」だけは、意外と的を得た「見習うべき」良策なのかも知れない。