平成の大横綱貴乃花親方相撲協会追放か。相撲協会のやくざの論理に孤高の相撲人生敗北か!

 

純粋な相撲好きが徒に。組織の論理に、なぜ庶民まで加担するのか? 

 横綱日馬富士の暴行=処分と引き替えに貴乃花親方も理事剥奪=相撲界追放へという雲行きに、釈然としない気持ちになる

 横綱日馬富士の暴行は、ビール瓶であれ一升瓶で荒れ、貴の岩の怪我が、裂傷であれ骨折であれ、被害届が出た時点で、傷害罪で処分が当たり前。被害者側が処分されるのはどういうことだろう。理事としての責任、という事だが、会社が不正を行い、あるいは怪我人を出し、それを表沙汰にしないために、いち早く報告をしない事をもって処罰とは・・・まあ、世の中そういう事はままあるが。貴乃花も相撲界を出る覚悟ぐらいしているはずだ。

 親分が黒を白と言ったら白といえ。それが相撲協会論理だが、それはまるでやくざの論理。

社会で生きていく上で、そうしなかれば生きて行かれない事もままあるが、第三者として見ている時ぐらい、そこを否として戦う人間を応援したい、とも思う。

 平成の大横綱貴乃花は、純なまま相撲を取りきり、相撲に人生を捧げた希な力士だ。世もその時は「八百長」が横行し、週刊誌でも実名が何度もでていたほど。今の八角理事長初め現在の役員はほとんどその時一度は名前が出ているはずだ。

 貴乃花は兄の若乃花との兄弟優勝決定戦で、泣きそうな顔で土俵に上がり、そして、土俵を降りていった姿が印象的だ。どうにもならない「現実」に、唇を噛みしめているような。

 そんな相撲を本気で愛している「横綱」が、現体制を信じられないのもわかるし、それ以外にも「うやむやに」してきた事実もあるのだろう。理事長にだとか、派閥争いとか、そんな外側の論理だけでここまでならないだろう。「道理を通せば角が立つ」。目をそらせば、「生きる術が無くなる」。

 池妨某。この人が、「相撲だけ」に一途に人生をかけてきた「真っ直ぐな」男の気持ちの、どれだけをわかって物を言っているのだろう。この人をこそ、引きずり降ろしたい、そう思う。

 組織に、「自分の存在する意味」をかけて一人で戦っている「孤独な」男を、上から目線で「斜に構え」、冷笑する姿に腹が立つ。・・・こんな事を書いても、なんの足しにもならないのはわかるのだが。

 多くの「一般人」は、その矛盾にさらされながら、こらえて生きている。生きなければならない。だからこそ、そんな経験もないだろう「池妨某」の、貴乃花追放への動きに熱くなる。自分たちも、マスコミに踊らされず、孤高に戦う男を、ほんの少しだけでも応援してあげたくはないか。組織に逆らわずおれない事情を抱えた男を。

 ふざけるな、池妨某。日馬富士よ。こんな騒ぎになり、「現役でいたい」なんて虫が良すぎる。おまえもふざけるな、だ。相撲協会よ。「横綱が宝だ」とかなんとか言っているが、平成の不出世の横綱をないがしろにし、追放しようという輩たちがいう「宝の横綱」は、八百長OKのモンゴル人のことか。だいたい、現役時代たいそうな成績も出せず、「政治」だけがうまい人達が、貴乃花が煙たいのは、わかる。器が小さいのだから。

 相撲協会の法人は即刻取り上げるべきだ。好きにやりたいのだから、守る必要はない。税金を払わせるべきだ。

 貴乃花親方に。けれど、ドンキホーテは、負けてしまうのだ。負け方を考えているんだろうか。弟子たちの「夢」は、あなた自身なのかもしれないのだ。負けたあと、「夢」はどこにいくのだろう。少しだけ、引くのも、生きていく故の便法。・・・頑張れ、貴乃花